理工学系の実験室や大型研究措置に恵まれた西早稲田キャンパス

理工系の学部が集まっている西早稲田キャンパスは、早稲田大学の他のキャンパスとは少し違う特徴があります。授業4コマ連続で実験をする授業や、企業にあるような大型研究装置があるので、理工系の学生がそれぞれの専門分野を極めることができるキャンパスです。主な実験室を紹介します。

【理工学基礎実験室】

物理系、生命科学系、化学系は56号館、工学系は63号館で行います。いずれも基礎実験を行う実験室で、2限から5限までの4コマ連続で行われる実験の授業は、体験学習による技能の獲得を目指しています。実験教育への力の入れ方は国内外を含めトップクラスです。また、国際化学オリンピックの会場として使われたこともあります。

【材料実験室】

様々な材料の破壊実験や建造物の振動実験を行います。1番の特徴は、大型2軸構造物評価装置があることです。最大500トンの力をかけて、構造物の強さを調べることができます。

【工作実験室】

企業の開発室と同じ機械があります。学生は、少人数でこまかいサポートを受けることができます。ものづくりの基礎を学習します。

【研究棟】

物性計測センターラボには大型研究装置があり、研修を受けると24時間使用することができます。物質の構造や性質を研究するために、解析や分析ができる装置がたくさん設置されています。1階のアトリウムはガラス張りになっていて、光がふりそそぐ開放感いっぱいのラウンジになっています。早稲田大学創始者・大隈重信の胸像があります。

【製図・CAD室】

ドラフター(製図台)とパソコン端末が185台あり、授業では1人1台使うことができます。最初は基礎的な技術を学ぶために手書きで製図を行い、最終的にはコンピューターのCADシステムでの製図を学び自ら設計できるように学びを進めます。

【WASEDA ものづくり工房】

61号館にあり、作ってみたいものを自由に手作りできる場所です。2010年4月にオープンしました。材料費は自己負担ですが、無料で工具や機器を利用することができます。

日替わりでキッチンカー?!食事も西早稲田キャンパスの楽しみのひとつ

日替わりでキッチンカー?!食事も西早稲田キャンパスの楽しみのひとつ。午前中、実験や解析を頑張った学生たちはお昼御飯が楽しみです。西早稲田キャンパスにはカフェテリアが2つあります。

【56号館 理工カフェテリア】

季節ごとに新しいメニューに頻繁に変わり、人気メニューは竜田丼とロースカツです。
夜まで営業しているので、実験が遅くなった時や下宿の学生は、このカフェテリアで夕食を食べることができます。

【63号館 カフェテリア(ラウンジ)】

ベーカリーショップ、サラダバー、ビュッフェ、唐揚げショップがあります。
すべてテイクアウトができるので、教室や研究室に戻って食べることができるのが特徴です。450名収納可能なラウンジとなっています。

また、63号館前には日替わりでキッチンカーが来ます。例えば、クレープ屋さんが来る日もあるので、食後のデザートを楽しむこともできます。

図書館は2つ 目的によって置かれている豊富な蔵書

西早稲田キャンパスには、図書館が2つあり、理工学の専門書が数多く揃えられています。2つの図書館は、目的に応じて設置されている蔵書が違うので、利用する人が異なります。

【理工学図書館】

西早稲田キャンパスにある大きい方の図書館です。論文執筆や研究を目的とした33万5000冊の蔵書があります。教職員、大学院生、学部上級生が利用しています。グループワークができるスペースもあり、課題や勉強に取り組むことができます。

【理工学生読書室】

テスト勉強やレポート作成に使える参考資料として9万冊の蔵書があります。学部学生が利用しています。

理工生が所属する体育各部・サークル

早稲田大学の文系サークルは戸山キャンパスの学生会館が活動の中心ですが、西早稲田キャンパスには理工生が所属する体育各部・サークルがあります。実験などで遅くなってもキャンパスを移動することなくサークル活動に参加することができます。
航空部、自動車部、エコランプロジェクト「Takumi」、理工アメフトサークル「バッカス」、ギターサークル「アンサンブルギタール」、宇宙航空研究会「WASA」などがあります。

まとめ

東京メトロ副都心線の西早稲田駅で下車し、出口3番から直結している西早稲田キャンパス。メインキャンパスである早稲田キャンパスへは早稲田の無料バスが出ているので利用することができます。西早稲田キャンパスには、理系の学生が集まっており、多くの実験設備が揃っているので深い研究を行うことができます。理工学部生のサークル活動もあることから同じ学部の友人もできやすく、楽しいキャンパスライフが送れることでしょう。西早稲田キャンパスで大学生活を満喫されることを願っています。