「早稲田大学法学部の国語の対策が知りたい」という受験生のために、早稲田大学法学部の国語の具体的な対策をお伝えします。
私立最難関と言われる早稲田大学法学部の国語には、一般的な対策は通用しません。
入試を突破する、特化型の対策を知りましょう!

「まだ国語の対策を立てていない」
「どんな対策をすれば合格できるか分からない」

そんな受験生のために早稲田大学法学部入試の国語の対策についてまとめました。
早稲田大学法学部の国語は、私立最高峰といえるレベルの問題が出題されます。
他の大学と同じ対策をとっても合格点へ到達するのは難しいでしょう。
この記事を読むと、早稲田大学法学部の国語に特化した対策が分かります。
勉強の方向性を定めて、着実に合格に近づきましょう。

国語の対策を立てる前に

早稲田大学法学部入試では、国語の配点比率が全科目の中で30%を超えてきます。
また、抽象度の高い問題が出題される傾向にあり、語句や文法などの基礎力は当たり前で、現代文の記述問題に対応する情報整理力や文章構成力、思考力までもが問われます。
正しい対策と継続的な努力はもちろん必要ですが、勉強の対策を立てる前にもっと重要なことがあります。
それは、早稲田大学法学部入試の国語について概要や傾向を知ることです。
まだ傾向などを確認していない受験生は、必ず確認しておきましょう。
目指すべきゴールを知らないまま入試対策を立ててしまうと、テクニックに気を取られていつのまにか合格からは遠回りな道を進んでしまう恐れがあります。
先にゴールを知って、より具体的で正しい対策を立てることが、早稲田大学法学部入試の国語を突破する最短ルートなのです。

早稲田大学法学部入試の国語の対策

早稲田大学法学部入試の国語では、現代文・古文・漢文の個別の対策とともに、全体の戦略も重要になってきます。
全体の戦略と、現代文・古文・漢文それぞれの具体的な対策をお伝えします。

国語全体の基本的な戦略

早稲田大学法学部の国語は難易度の高い試験であることや、受験で満点を目指す必要はないことから、奇問・難問を捨てるという戦略をお勧めします。
あらかじめ時間配分を決めておき、難しいと感じた問題は捨て問として積極的に後まわしにしましょう。
また、現代文・古文・漢文の中では、古文と漢文を先に解くことで総合点を引き上げる効果が期待できます。
逆に時間が足りなくなって、得点源である古文と漢文で十分に得点できないと、他の受験生にリードを許してしまうでしょう。

現代文の対策

現代文では、共通テストに比べて難易度が高く抽象的な問題文を精読し、正答を導く力が求められます。
現代文を苦手としている受験生は基礎固めのあとに共通テストでの8割正答を通過点として演習するのも良いでしょう。
現代文が得意なら、早いうちから赤本などを活用して早稲田大学法学部の国語に特化した対策をするとともに、日頃から難解な文章に親しんでおきましょう。
文章題と記述問題については、具体的な対策をお伝えします。

文章題ははじめに設問に目を通す

はじめに設問に目を通すことで、設問と関係のない部分を読み飛ばしながら、すばやく本文の精読ができるようになります。
設問で問われる箇所は文章の中で重要な部分なので、設問から入ることで、どのような内容の文章なのか、先取りして把握することができます。
また、つい文章題の初めから終わりまで順番に読み進めたくなりますが、これは時間がかかるのでおすすめしません。
あくまで設問に回答することが目的なので、文章を構造的に理解するために、結論だけを最初に把握します。
次に接続詞だけを追って、論理展開のあらましを確認したら、いよいよ設問に関係するところだけを拾い読みしていきます。

記述問題対策には要約練習を

180字以内指定の記述問題が出題される傾向が高いです。
ジャンルは論述文なので、日頃から150~200字程度の要約に慣れることが有効です。
論述分に必要な要素は

①結論
②根拠
③具体例
④反証
⑤再度結論

が一般的です。
④の反証はあまりなじみがないですが、想定される反対意見を加味しても自分の主張が優位であることを示すものです。
字数によって③~⑤のボリュームは調整可能ですが、この①~⑤を基本スタイルとして、この通りに論述文を書く練習をしましょう。
各項目を20字程度でまとめながら、文章を組み立ててください。
記述問題に苦手意識があるなら、文章題の要約練習もおすすめです。
端的な言葉で筆者の主張やその根拠をまとめることで、要約力だけでなく、思考力や精読力も身につくでしょう。

古文の対策

古文の対策として有効なのは、文法・語句・古典常識の徹底理解をすることです。
古文を得点源にするために、文法・古典単語・古典常識を徹底的に理解しておきましょう。
中には、現代ではなじみのない文化や、想像もつかない古語の意味などもあります。
それらを知っている、もしくは推測できることが正答への最低条件になっている問題もあるので、このあたりは完璧と言えるくらいに対策しましょう。
単語や文法については、文中での使用例と共に理解することで、記憶が定着しやすく、設問で問われたときに正答できる「使える知識」に昇華できます。
覚えた単語や文法を例題で確認するなど、アウトプットを意識した勉強がおすすめです。
基礎を徹底的に理解することで古文の精読につながり、現代文に比べれば確実に点数アップが狙えます。
早いうちから基礎をかためた後は、共通テストで8割正答できるように演習を重ねてください。
本格的な受験シーズンからは早稲田大学法学部の赤本などを活用し、特化した対策に専念できるように準備しておきましょう。

漢文の対策

漢文では現代文や古文に比べて平易な文章が出題される傾向にあります。
一方でほぼ毎年白文に返り点を記入する問題が出題されています。
具体的な漢文対策としては、まず文の構造や句法などの基礎を固めます。
続いて、共通テストの問題や手元の問題集などを活用して確実に8割正答できるよう訓練を重ねます。
最後に、早稲田大学の過去問を使って本番に近い問題に触れます。
また、基礎知識の習得と平行して、漢詩対策も行いましょう。
早稲田大学法学部の国語では頻出なので、主要な漢詩にはできるだけ触れておきたいところです。
基礎知識は暗記がメインになるので、長い受験期間を通して定期的に思い出す機会を作り、入試本番でぱっと頭に浮かぶまで精度を高めておくといいです。

まとめ

①基礎理解
②共通テストで8割正答できる力を身につける
③早稲田大学法学部に特化した対策をする

が重要になります。
具体的な対策を知ったら、あとは質の高い努力を継続するだけです。
早稲田大学法学部の国語で合格点を取ることは、簡単ではありません。
伸び悩んだときは、自分の対策が正しいかどうか確認して、計画の修正を恐れないでください。
日々の積み上げを大切にしながら、一歩ずつ進んで合格をつかみとりましょう。