総合機械工学科について

機械工学は現代社会の生活や文化にとって欠かすことのできない機械について、より発展した技術や知識などを総合的に学ぶ学問です。
早稲田大学の総合機械工学科は私立大学としては最も歴史が古く、前身の機械工学科の時代から多くの卒業生がさまざまな分野で活躍しています。
現代社会が抱える環境やエネルギー、医療福祉、宇宙開発、ロボットなど取り組むべきさまざまな問題を解決に導くための機械の設計原理、研究開発法、社会的評価法などを広範囲にわたって学ぶことができます。
総合機械工学科では、1,2年次で機械工学の基礎にあたる、材料力学、工業力学、熱力学、液体力学などの専門科目を学ぶだけでなく、数学、物理、外国語、一般教養などを学習します。
またさまざまな実験を可能にする環境設備が整っているため、機械の分解、組立の実習など最新の機械工学に触れる機会が多く設定されています。
3年次以降はデザイン・共創コース、環境・エネルギーコース、ロボティクス・医療福祉コースの3つのコースにわかれ、多様な研究フィールドの中でより専門的に学習し、実践的に学んでいきます。
学部・大学院教育の一体化に伴い、学部卒業生の多くは大学院に進学し、3年次以降にわかれる3つのコースに対応した、より専門性の高い研究をしていきます。
充実した教育環境の中で機械の設計から製造まで実習して学ぶことができ、エンジニアの卵として高度な「ものづくり」の実践、コーディネートをしていく人材を育成しています。
また「もの」を活用する「ひと」のつながりを意識し、多様な社会や文化に調和した技術の創生を目指すエンジニアや研究者の育成にもつとめています。

入学試験について

2022年度の早稲田大学創造理工学部 総合機械工学科の一般選抜においての募集人数は80名です。
一般選抜の試験は必須4科目となっています。
入試科目は以下の通りです。

個別試験

必須3教科4科目の合計360点

教科 配点 科目
数学 120点 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B(「確率分布と統計的な推測」を除く)
理科 120点 物理基礎・物理、化学基礎・化学
英語 120点 英語(コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ)

※数学、物理、化学のいずれか1科目で特に優秀と認められた者は、総合点が合格点に達していなくても合格となります。