社会環境工学科について

社会環境工学は地球規模から自然環境の保全、社会環境の向上、人間社会の安心、安全などを工学的に学ぶ学問です。
早稲田大学の社会環境工学科は2003年に以前の土木工学科から社会環境工学科に改称し、カリキュラムの変更を行い誕生した学科です。
カリキュラムの変更はあるものの、その根底には土木があり、多種多様な社会環境に関するさまざまな事柄を学んでいきます。
現代社会におけるさまざまな課題のために、現在と未来の豊かな人間社会の構築を目指し、社会基盤の整備を通したまちづくりやものづくり、自然との共存のあり方などを広範囲で学ぶことができます。
社会環境工学科では、1年次で基礎となる力学、数学、測量などの習得のほかに社会環境工学に対しての導入教育を学びます。
2,3年次では社会基盤部門(構造力学、構造設計、コンクリート工学、橋梁・トンネル・海洋構造物)、計画マネジメント部門(都市・地域計画、交通・都市計画、景観・デザイン)、環境防災部門(防災・環境地盤計画、河川工学・水理学、海岸工学、土質力学・地盤工学、水環境工学)の3部門に即した専門科目を広範囲で学ぶと共に、実際の構造物を例にした実践的な学習もはじまります。
4年次ではいずれかの研究室に所属し、フィールドワークも加え、専門的に研究を進めていきます。
学部卒業生の約4~6割が大学院に進学し、より専門性を深めた研究を進めていきます。
今の社会が抱えるさまざまな課題のもと、現在から未来における豊かな人間社会の構築、また環境と調和した社会の実現を目指し、日本の社会基盤を担っていく多様な価値観をもった技術者を育成しています。

入学試験について

2022年度の早稲田大学創造理工学部 社会環境工学科の一般選抜においての募集人数は50名です。
一般選抜の試験は必須3教科4科目となっています。
入試科目は以下の通りです。

個別試験

必須3教科4科目の合計360点

教科 配点 科目
数学 120点 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B(「確率分布と統計的な推測」を除く)
理科 120点 物理基礎・物理、化学基礎・化学
英語 120点 英語(コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ)

※英語、数学、物理、化学のいずれか1科目で特に優秀と認められた者は、総合点が合格点に達していなくても合格となります。