社会文化領域について

産業や科学技術の向上、国際化が著しい今日、技術革新を支える人材の育成が急務とされています。
その一方で理工系の専門知識や技術は、人々の生活や社会の仕組み、世界のあり方までも多大な影響を及ぼすまでになっており、理工系三学部の出身者においては、それに見合う視野の広い人間性、高い見識、冷静で的確な判断力などが求められています。
そうした状況を踏まえ、社会文化領域では基幹・創造・先進の3理工学部の学生が、理工系の知識だけに偏らないこれから備えるべき高度な知識や幅広い教養を習得することができる学びの場を設けています。
社会文化領域のコースは、文系的な学問、文理融合的な研究に関心のある3学部各学科に在籍する学生が、3年次から本コースにて社会文化領域所属教員の研究室に配属され、それまでに身につけた理系的な学問をもとに文系的な学問を取り入れ、科学技術と人文・社会科学との複合的な問題に取り組み、将来の科学者、技術者に必要な素養を養います。
進入者の学籍については元の学科に残したままとなります。
進入条件として、各学科の研究室配属条件を満たす見込みがあること、領域による仮決定を受けていることが必要となります。
履修すべき科目としては、各学科が指定する免許科目以外の通常での卒業に必要な単位の取得があります。
※領域コースの進入者を対象に専門学科ごとに免除科目が定められています。
また領域コースの必修科目にあたる「社会文化領域基礎演習」2単位、「社会文化領域演習」4単位、「卒業論文(社会文化)」2単位の履修、修了が必須となります。
専門学科ごとに定められているA1群の単位数を満たすことが必要ですが、領域コース必須科目の「基礎演習」2単位、「領域演習」4単位、領域コースの「卒業論文」2単位をA1 群の単位として含めることが可能です。
ただし、各専門学科の通常の卒業に比べ、より多くのA1群の単位履修の必要があるため注意が必要です。
卒業論文制作では社会学、心理学、経済学、人類学、心理学、知的財産、化学技術社会論、またドイツ、フランス、スペイン、中国などさまざまな言語や文化を専攻する教員がテーマ選びをはじめ幅広い指導にあたります。
社会文化領域は、理工的な素養を基盤として、社会に生かせる文理融合を目指し、国際的な視野や的確な判断力、柔軟な思考力を兼ね備えたグローバルに活躍する科学技術者を育成し、世界に発信する力を培う場として、高度な教養を習得するための教育を担っています。