経営システム工学科について

経営システム工学とは、企業などの組織におけるさまざまな問題に対し、生産・情報通信・サービス・物流などの社会基盤となるシステムを設計、開発、運用、改善する科学技術を研究する学問です。
早稲田大学の経営システム工学科は、生産システム、物流システム、情報通信システム、交通システム、組織システム、金融システム、医療システム、サービスシステムなど、社会における機能システムの設計、管理、運営について実験や演習によって経営を工学的に学んでいくことができるため、優れた経営システムを構築する力を習得できます。
経営システム学科では、1年次で基礎の統計学やプログラミングなどさまざまなテーマを学びながら経営システム全般を総合的に学習すると同時に、微積や線形、第二外国語などの教養科目も学習します。
2年次では統計学、オペレーションズリサーチや機械学習の基礎、専門選択の授業を受講し、3年次で統計学、データマイニング、オペレーションズリサーチの応用など、専門的に学んでいきます。
3年後期より各分野にわかれ研究室に配属され、より専門的に経営システムを学習していきます。
学部卒業生の約半数が大学院に進学し、ビジネスの期間技術の理論研究や技術開発、また事業経営の実践力の習得を目指します。
社会における機能システム全般である経営システムは、今後情報社会への対応、国際社会に勝ち残る企業経営の実現、環境問題の軽減などあらゆる場面で必要とされるため、国内外問わず企業などの組織で活躍するマネジメント技術を兼ね備え、工学の知見を持ったリーダーの育成をしています。

入学試験について

2022年度の早稲田大学創造理工学部 経営システム工学科の一般選抜においての募集人数は70名です。
一般選抜の試験は必須4科目となっています。
入試科目は以下の通りです。

個別試験

必須3教科4科目の合計360点

教科 配点 科目
数学 120点 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B(「確率分布と統計的な推測」を除く)
理科 120点 物理基礎・物理、化学基礎・化学
英語 120点 英語(コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ)

※英語、数学、物理、化学のいずれか1科目で特に優秀と認められた者は、総合点が合格点に達していなくても合格となります。