早稲田大学には「理工学部」という学部はなく、学問領域に応じて「基幹理工学部」、「先進理工学部」、「創造理工学部」の3つに分かれています。
ただ、入学試験は3学部共通で、どの学部の受験でも、化学は基本的に避けて通れない道となっています。
国内の私立大学として最難関の部類に入る早稲田大学、入試では簡単には解けない問題が立ちはだかりますが、それは、これら理工系の学部も例外ではありません。
教科書の内容をしっかりと抑えることはもちろん、制限時間内に合格点をとれるほどの問題数をこなすスキルが求められます。
また、ライバルは早稲田大学だけを狙っているとは限りません。
むしろ、東京大学、東京工業大学、慶應義塾大学など、ほかの大学を併願する人のほうが多いはずです。
そのような異なるレベルのライバルがいることも頭に入れての対策が必要です。
入試対策で大切なのは、大学ごとにある問題のレベルや出題傾向を知ること。
これを抑えることで、対策する問題の分野も絞れ、より効率的な受験勉強ができることでしょう。
では、早稲田大学の理工系学部の出題傾向と、必要な対策はどんなものなのか、これから見ていくことにしましょう。