英語英文学科について

早稲田大学では、教育学部に英語英文学科が位置付けられています。
ただ、早稲田大学の英語英文学科を目指す受験生や在籍している学生の全てが、いわゆる「英語の先生」を将来的に望んでいるのか、というと実はそうではないのです。
その理由は、早稲田大学教育学部英語英文学科の理念である「開放制教員養成制度」に基づいた教育がなされているからです。
英語教諭を目指す学生は、在学中に教職取得に必要な単位を修めることで、英語の教員免許を取得できます。
早稲田大学教育学部英語英文学科では、1,2年次には、英語英文学科での研究の基礎となる米文学と英文学、それから言語学を幅広く学んでいきます。
そして、3年次からのゼミにより、自分の研究テーマを決めて、研究に励んでいきます。
1,2年次の基礎知識に対して時間をかけて学んでいくことにより、3年次以降の研究テーマについて、より慎重、かつ、じっくり決める時間を自然に設けることができます。
また、3年次より、早稲田大学教育学部英語英文学科を母体とした「早稲田大学英語英文学会」に入会することができます。
この学会は、留学に関してのガイダンスや英語を活用した仕事に関するセミナーなど、さまざまな活動を実施しています。
毎年学会が開かれ、在学生はもちろんのこと、卒業生や大学医院生、英語英文学科の教員の人々と切磋琢磨しあえる学びの機会が設けられています。
教育学部の詳細の分岐図

入学試験について

2022年度の早稲田大学教育学部英語英文学科の一般選抜においての募集人数は80名です。
教育学部の一般選抜は3教科の試験があり、文科系(A方式)と理科系(B方式)の選択式ではありますが、英語英文学科はA方式(外国語と国語は90分、地歴・公民は60分)です。
英語英文学科の倍率は、2018年以降では、どの年もおおよそ5倍程度です。
教育学部の他の学科などと比較すると大きな変動はなく、安定した数値となっています。
合格を目指すのであれば、得意の外国語科目よりも、国語や地歴・公民で他の受験生との差をつけたいところです。
入試科目は以下の通りです。

A方式

教科 配点 科目
外国語 50点 次のうちから1つを選択。
1.英語(コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ)2.ドイツ語3.フランス語
国語 50点 国語総合、現代文B、古典B
地歴・公民 50点 次のうちから1つを選択
1.世界史B、2.日本史B、3.地理B、4.政治・経済