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国語の傾向【法学部】

「早稲田大学法学部の国語の傾向ってどうなの?」そんな受験生のために、早稲田大学法学部の国語の傾向をまとめました。
抽象的な現代文の問題や標準的な古文と漢文の問題など、国語の傾向を早めに知って対策を立て、合格を引き寄せましょう!

「早稲田大学法学部志望だけどまだ国語の傾向を把握していない」
「早稲田大学法学部の国語の傾向を詳しく知りたい」

そんな受験生のために早稲田大学法学部入試の国語の出題傾向をお伝えします。
早稲田大学法学部の現代文が難しいという話を耳にしたことがあるでしょうか。
実際、早稲田大学法学部では入学後も法律の判例など高度で抽象性の高い事柄を扱っているためか、国語力が高く深く物事を考えることのできる学生を求める傾向が見られます。
そのため入試においても特に現代文の問題が難しくなっていて、そのレベルは間違いなく私立大学最高峰です。
記述問題も含まれ難易度が高く差がつきやすい現代文を中心に、早稲田大学法学部入試に特化した対策は必須なのです。
入試の出題傾向を知ることはすなわち受験のゴールを知ることになります。
この記事を読めば、早稲田大学法学部の国語の出題傾向が分かって、ゴールを見据えた具体的で計画的な受験対策を立てやすくなります。
長くはない受験生活で確実に早大法学部合格を勝ち取るために、入試の国語の傾向をしっかりとつかんで効率の良い受験勉強を進めてください。
なお、大学入試の出題範囲や傾向は変更になる場合があります。
必ず大学の公式ホームページや募集要項等で事前確認することをおすすめします。

国語の概要【法学部】

早稲田大学の入試問題では、慶応大学や上智大学など同レベルの他大学に比べてみても、全教科に占める国語の配点比率が高いことが特徴です。
特に法学部では国語の配点比率が30%を超えるほどです。
配点が高いということは他の受験生も必死になって対策をしてくる可能性が高いということです。
そのため国語対策が早稲田大学法学部合格のカギとなるのです。
また、法学部では抽象的な問題や論理的思考力の問われる問題の出題もあり、早稲田大学法学部の国語に特化した対策をしたかどうかで合否が決まります。

国語の解答形式【法学部】

早稲田大学法学部入試の国語の解答形式は、基本的にはマーク式で一部記述式の2パターンから成ります。マーク式では選択問題にスピード感をもって正確に解答することが求められます。一方記述式では、現代文から120~180字程度の説明記述問題が出題されます。
詳しくは現代文の出題傾向の章で解説しますが、記述問題は正否の基準が判断しにくいことから、家庭教師や塾などをうまく活用して、どんなテーマの問題でも安定して得点できる力が求められます。

国語の出題傾向【法学部】

早稲田大学法学部入試の国語の大問構成は全4題で内訳は以下のとおりです。

(一) 古文
(二)漢文
(三)(四)現代文

基本的にはマーク式の問題が多く、古文・漢文・現代文の設問がバランスよく出題されている印象です。
設問数も試験時間を加味すると非常に多いとまではいきません。
ただし先述したとおり、早稲田大学法学部入試の国語においては抽象的な問題が出題される傾向や記述問題もあることを考えると、対策は万全にして受験に臨む方が安心できます。
ここからは、古文・漢文・現代文それぞれの詳しい傾向を見ていきましょう。

現代文の出題傾向

早稲田大学法学部の現代文では、大問(三)と大問(四)で現代文の論評文が2題出題されます。
大問ごとにA4で2ページ(4,000字)程度の論評文を読解し、選択問題に答えていきます。
文章量は同レベルの他大学と比較して多くはありませんが、抽象的な問題が多いという意味でレベルは頭一つ抜けているといえるでしょう。
論評文のテーマは多岐にわたりますが、主に哲学などの思想や現代社会の課題を扱った文章が多くなっています。
普段触れることの少ないテーマで専門用語も多いので、過去問を活用するなどの対策は必須です。
選択問題で問われるのは本文の正確な内容理解であり、空欄補充問題なども出題されます。
早稲田大学法学部入試の国語では、120~180字程度の記述説明問題も毎年出題されています。
選択問題では測れない論理的思考力や文章構成力などを問われるため、マーク式の問題とは別に記述問題に特化した対策は必須です。

古文の出題傾向

早稲田大学法学部の古文では、分量としてはA4で半ページ(1,000字)程度の古文の問題を解きます。
解答は主にマーク式で空欄補充問題や現代語訳等が出題されます。文章のレベルは同レベルの他大学程度ですが、広い文法知識や豊富な古語の語彙力がなければ答えられない問題もしばしば見受けられます。
2015年に大幅な変更があり、2016年以降は古文と漢文が独立した大問で出題されることとなりました。
早稲田大学法学部入試では現代文が高難度な分、他の受験生との差がつきにくい古文では高得点をとることが欠かせません。

漢文の出題傾向

早稲田大学法学部の漢文では、A4で半ページ(200字)程度の漢詩などの漢文を読んで、5問程度の問題を解く形式で出題されます。
漢文が独立した大問になってから漢文自体の文章量は増加傾向にあります。
とはいえ知識レベルとしては標準程度の問題がほとんどで、現代文に比べると難易度が低いため、合格を見据えて高い正答率を取る必要があります。
問題の内容としては、白文などの漢文に返り点をつける問題もあります。
基礎的な漢文の文法を押さえて確実に得点を稼ぎたいところです。
また、文章に傍線が引いてあってその部分について語句の意味を問われたり現代語訳したりするといった問題が多い傾向です。

国語を突破するために【法学部】

これまで見てきたように、早稲田大学法学部入試の国語は現代文の難易度が非常に高く、古文と漢文は同レベルの他大学と同等です。
古文や漢文では他の受験生との差がつきにくいので確実に得点することが求められます。
同時に現代文でも対策を万全にして臨む必要があります。
現代文でしっかりと高得点を取ることができれば、合格にグッと近づけるはずです。
現代文については他の受験生も当然対策を済ませて受験に臨むわけですから、早稲田大学法学部に合格するには、他大学向けの全般的な国語対策では通用しないでしょう。
早稲田大学法学部の国語に特化した受験対策を行うことが必須になります。
家庭教師や塾などを活用せず独学している方や、具体的な受験対策をまだ立てていない方は、対策の記事もあわせて読んでみましょう。
独学で限界を感じたら、必要に応じて家庭教師や塾の活用も検討してください。
特に記述問題対策では、客観的な採点と出題者の意図を押さえた解答が合格のカギを握ります。
これらを独学で対策して合格点を狙うことは簡単ではありません。
時間と労力をおさえた効率の良い受験勉強をして入試本番で合格点を取るためにも、自分に必要な対策をしてください。